鍼灸 事例紹介

来院までの経過

数年前から腰〜右下肢の痺れがあり、手術もしたがすっきりと良くならない。3ヶ月ほど前から右臀部〜足先に強い痛みを感じるようになった。

寝返りや階段を登る時にも強い痛みを感じるが、最も痛みが強いのは平坦な道を歩いている時。数分で痛みが強くなり、歩けなくなる。痛みは特に夕方に強いと感じる。

仕事で重いものを持つ、しゃがむ姿勢も多い、足が冷える。

来院時の状態

当院まで徒歩15分だが2回休憩が必要だった。

右脚の筋肉の緊張が強く、股関節や骨盤の関節も明らかに右側が硬い。立っているだけでも右臀部にピリピリとした痛みがある。寝返り時に激痛が走り痛みが出る。

経過

1回目

「とにかく平地をストレスなく歩けるようになりたい」とのご希望であった。これまでの経過や症状の激しさはあるものの、当院の検査で症状の改善が見込めると判断し施術を開始する。

施術後、股関節の動きがやや改善しピリピリした痛みも気にならなくなる。

2〜３回目

施術後〜3日くらいはなんとなく楽な感じがする。今回も歩いて来院したが休憩なしでいけた。夕方に痛むのは変わらず。

4〜8回目

基本状態は変わらず（夕方の痛み、右臀部〜脚の痛み）。激痛ではなくなっているが痛みが気になる。腰や股関節の可動域改善しており、負担がかかりにくくなったと思われる。歩行時の痛みが少なくなっている。

9回目
平地での歩行はほぼ痛みが気にならない状態が続いている。仕事がきつかった翌日は痛みが強くなる傾向が見られる。施術後は痛みがほぼ消失する。

 

13回目

仕事の都合で2〜３週間に一回の施術になる。歩行時の痛みはほぼ問題なくなるが、夕方の痛みが強くなることが多くある。腰の負担が少ない職場に転職を考えている。

 

15回目

転職後、腰の負担が激減したとのことで以前のような痛みはぼぼ無くなったため、施術終了とする。

院長より
既往歴や日々の負担の大きさもあり症状が一進一退でおつらい状態だったと思いますが、頑張って通院を続けておられました。痛みがつらいときは考えもまとまらなくなりがちですが、痛みが軽減していく中でご自身の将来のことを見つめ直す機会にして頂けたようです。