お知らせ
【冷え性あれこれ】①内臓タイプ
これからの時期、冷え性の方にはつらい時期がやってきますね。
今年は夏の暑さが強かったので、気づかないうちにダメージが残ってしまい、秋冬に体調を崩す方が増えると思われます。
冷え性には大きく分けると
・末端タイプ(手足の冷え感がきつい)
・下半身タイプ(腰~足の冷え感がきつい)
・全身タイプ(体全体の冷え感がきつい)
・内臓タイプ(手足は温かいがお腹が冷えている)
があります。
今回は「内臓タイプ」について。
このタイプの方は手足があまり冷えてなくて(むしろ温かい方が多い)、一見冷え性とは無関係なので、自覚のない方も多いかもしれません。
ですが、
・下痢や便秘を繰り返す
・下腹部を触ると冷えている感じがする
・風邪をひいたり体調を崩しやすい
・朝に弱い
などがある方は「内臓タイプの冷え性」かも知れません。
内臓型冷え性の原因は
・腸内環境の乱れ
・疲労やストレスの蓄積
・全身の血流のアンバランス
が主な原因です。
一言で言うと「生活習慣の乱れ」が大きく関わります。
具体的な対処方法は
①食生活の改善
主に腸内環境が乱れて起こります。
お菓子や総菜、コンビニ弁当などが続いている、よく噛んでいない、食事の時間が不規則、気づくとお腹いっぱい食べている、などがあると胃腸の負担が大きくなります。
水分をきちんと摂って、腹6分くらいの気持ちで。
糖質(小麦類、米類)を控えてタンパク質を増やしてみましょう。
②運動不足解消
東洋医学では胃腸を働かせるには「手足を動かす」のが一番、とされています。運動することで基礎代謝が上がり、全身の血流が良くなります。
激しい運動である必要はありません。
1日15分程度、ゆったり散歩程度を続けてみて下さい。
③ストレスの解消
心と体は密接に関係します。
人によって様々な状況があるため一言で解消法をお伝えするのは難しいのですが、
「ストレスを感じていると、まずは認めること」
「そんな自分を否定/卑下しないこと」
から始めてみて下さい。
運動や趣味で心身を動かすのもいいですよ!
体質改善を目指す!お灸&セルフケア
冷え性の改善には、お灸がとても有効です。
よく使うツボをご紹介しますので、ぜひ試してみて下さい。
①中脘(ちゅうかん)
おへそとみぞおちのちょうど真ん中
②関元(かんげん)
おへそから指四本分下
③公孫(こうそん)
足の内側、土踏まずの真ん中あたりの少し上
④内関(ないかん)
手首(手の平側)の真ん中から指三本分肘寄り
⑤三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの指四本分上。骨の際
⑥腎兪(じんゆ)
ウエストのくびれラインの高さ、背骨の横の筋肉の際
※ツボの位置は目安です。個人差や体調の変化で変動しますので、あなたにあったツボはお近くの鍼灸師にご相談下さいね!
もちろん当院でも行なっています^^
ぜひ冷え性解消にお役立て下さいね!