お知らせ

鍼灸って何に効くの?

鍼灸にはどういうイメージをお持ちでしょうか?

得体の知れなさや怪しさがある程度伴うのも否定できません^^;

①そもそもどんなことをするの?

 

「何に効くのか?」という疑問と同じくらい、

「何をするのか(何をされるのか?)」が気になる方もいらっしゃると思います。

実際、鍼灸には流派もたくさんあるし、先生ごとにやり方も違ってきます。

 

例えば、

太い針を使って施術するのが得意な鍼灸院もあれば、

針を刺したまま低周波の電気を通したり。

筋肉に何センチもしっかり刺すこともあれば、

皮膚の下に1ミリに満たない程度の刺し方もあります。

全く刺さない鍼(「接触鍼」「てい鍼」と言います)を使っている鍼灸院もあります。

 

お灸も糸のように細いもぐさをすえるものや、

最後まで燃やし切らないもの、

刺したままの針にもぐさを乗せたり、

台座(生姜、ニンニク、紙など)の上からもぐさをすえたり。

燃えるもぐさを皮膚に近づけるだけのものなどなど。

灸痕をわざと膿ませるという方法も昔はありました。

  

 

まだまだ色々な方法がありますが、

それぞれの鍼灸院によって対応している(得意とする)症状、スタイル、身体観などに違いがあります。

現在では使い捨ての針が主流になり、

鍼灸の養成学校では衛生学、解剖学、生理学、病理学なども必修科目ですので

現代医学、公衆衛生を無視した施術は行いません。

 

どの施術法(やり方)に重きを置くのか?得意なのか?

または、やらないのか?

は、鍼灸院によって違います。

症状や患者さんの体質によって使い分けているところもあります。

 

鍼灸院を選ぶ際は、

「どのようなやり方ですか?」

と確認してからだと安心ですね!

 

②【痛み】

鍼灸は、ギックリ腰や寝違いなどの急性の痛みにも効果的ですが、

特に「慢性の痛み」「数ヶ月〜数年も付き合っている痛み」に対して大きな効果を発揮します。

痛みに対しての鍼灸の効果は、様々な論文も発表されています。

 

急性の痛みには骨折や捻挫など、医療的な処置が必要な場合もありますが、

特に

「病院でみてもらったけど、特に異常ないと言われた」

「〇〇という診断が出たけど、湿布を出されただけ」

「マッサージ、電気、体操、いろいろやってるけどイマイチ効果がない」

という方には、鍼灸がお役に立てます。

 

【なぜ鍼灸が痛みに効くのか】

「凝っている筋肉を、奥まで針でほぐすから痛みに効く」

というイメージをお持ちかもしれません。

実際、流派によってはそういう方法で行なっている鍼灸院もあります。

しかし、当院では強い刺激の鍼は行なっていません。

それでも痛みに対しての効果はあります。

 

なぜ鍼刺激が痛みの感覚に作用するのかは、現在も研究が進んでいるところですが、鍼灸施術をすることで

 

・脳神経の伝達ルートに作用(痛み感覚のコントロール)

・血行の改善

・脳内物質の分泌促進(セロトニン、ドーパミンなど)

 

などが見られる、と言われています。

 

太い針をグリグリ深く刺す必要はなく、

皮膚の下に鍼をそっと入れる程度でも上記の効果はあります。

 

直接筋肉を刺さなくても、

太い鍼を使わなくても、

場合によっては皮膚への優しい刺激(刺さない鍼)でも、

痛みに対する効果は現れます。

 

③コリ感、だるさ

・ずっーと肩に何か乗っている感じがする
・揉んでも叩いても、全然楽にならない
・取り外して洗いたくなるくらいコリがきつい
・ストレッチをしてもまたすぐ重だるい感じになる
・抜けそうにだるくて元気が出ない

上記のようなコリ感、だるさにも鍼灸はよく効きます。

これらは多くの場合で「こり、だるさを感じる部分」に原因がありません。
なので、しんどい所に鍼や灸、マッサージなどをしても
その時に気持ちいいだけで、一時しのぎにしかなりません。

このような慢性のコリやだるさは
多くは生活習慣による疲れの偏りが関係しています。

姿勢のクセや偏りがあると特定の部分に負担がかかるため、
そこをかばおうとして違う部分に負担がかかる、、という連鎖で
最終的に循環が悪くなった部分にコリやだるさを感じます。

内蔵の不調の場合は神経の反応で
特定の部分にコリやしんどさを感じることがあります(内蔵ー体壁反射と言います)

冬でも夏でも、特定の部分が冷えることで
循環が悪くなり、コリ感を感じる場合があります。

鍼灸では
原因となる部分を、ツボの流れや内蔵機能との関連から特定し、
ツボを刺激することで循環を改善、
コリ感やだるさを解消することを得意としています。

 

④【自律神経の調整】

当院が得意とするものでもあります。

自律神経のバランスが乱れると、
様々な症状が起こります。

・体がしんどくて元気が出ない
・眠れない、すぐ目がさめる
・精神的症状(不安感、焦り、イライラ、落ち込み等)がある
・手足に力が入らない/しびれる
・食欲がなくなったり、増えすぎたりする
・便秘や下痢を繰り返す
・動悸がする、お腹の苦しさや痛み
・耳鳴り、めまい、ほてり、
・口が乾く、声が出にくい、息苦しい
・頻尿/残尿感がある
・頭痛
・汗の出方が気になる(顔、頭、手足)

重篤な疾患が隠れている場合があるので
まずはきちんと見分けないといけないのですが、
病院の検査でも異常が見つからない、対処がない場合は
鍼灸で自律神経のバランスを調えることで
お悩みの症状が軽くなったり解消していくことが多くあります。

自律神経のうち「交感神経」は「血管を収縮させる」作用があります。

ストレスが溜まったりすると交感神経が働きすぎるので、体の各部分の血行が悪くなって色々な症状が出ていることも多いのです。自律神経のバランスを調えるとは

「血液の流れを良くする」ことにつながります。

また、こういった症状にお悩みの方は「おなか」の硬さに
偏りがある方が多く(お腹には副交感神経のカタマリがあります)、
鍼灸ではこの「おなかの硬さ」を調えることで
体の状態をリセットし、症状の回復に貢献します。

この場合、強い刺激はかえって回復の妨げになることが多く、

当院でもごく優しい刺激の施術を行っています。お悩みの方は是非ご相談下さいね。

 

⑤体の抵抗力をアップ

鍼灸は免疫機能を高める効果もあります。
風邪の予防や元気をアップするのにも適しています。

鍼でも灸でも、どちらにも免疫力アップの効果が認められる、

との研究がありますが、特に「お灸」での結果がたくさん報告されています。

お灸によって抹消血管の循環も良くなるばかりでなく、

・白血球(免疫機能に関係する)
・血小板(出血した時、血液を固める)

が増加するためです。
(赤血球は増加する/しないと研究結果が分かれるようです)

原志免太郎博士という、100歳を超えて現役医師であった方の研究が有名です。

「お灸は熱い!ヤケドする!」というイメージがあるかもしれませんが、今のお灸は心配無用です。

「せ○ねん灸」など、自宅で簡単にできるお灸もあって、熱すぎず心地よい温熱感でセルフケアができます。

お灸の痕も皮膚に残らないし、毎日やっても大丈夫。

ツボの位置はネットや本でも情報は出ていますが、人それぞれ、あるいは同じ人でもお体の状態によってツボは移動します。効果的なツボはお近くの鍼灸師に教えてもらって下さいね。

 

続きます。