鍼灸 事例紹介

来院までの経過

6年前に転倒して腰椎と足首、踵を骨折、その手術後から腰痛が続いている。手術後の定期検査では特に問題ないが、痛みが良くなることもなく、だんだんつらくなってきている。
２〜３ヶ月前に風呂掃除をした際に痛みがひどくなった。歩行時、立っている時、寝ている時も痛みがある。
仕事もしているため「せめて今の歩行状態を維持したい」。友人の紹介で来院。

来院時の状態

以前は1時間ほどできていたウォーキングが３０分ももたない。右臀部〜下腿部の突っ張り感が強い。仙腸関節の硬さが目立ち、足を挙げている力が弱くなっている。肩周りの硬さもあり、全身の疲れも目立つ。

経過

１回目
全身の緊張を緩めることと、腰部インナーマッスルを使いやすくして足腰に入る力を強くすることを目的に瀬術を行う。脚に鍼と灸を、頭に刺さない鍼を行う。足を上げる力がやや強くなる。

2回目〜4回目
鍼をした当日〜２日ほどは楽になる。6年来の腰の重さは取れた感じがする。
臀部〜下腿部の突っ張り感が残る感じがする。

5〜６回目
足首のプレートを入れ直すため入院、１ヶ月後に来院。夜間の痛みが強くなっている。
施術後は歩行が楽になる。

7回目
リハビリ等色々治療を試している。２ヶ月後に来院。相変わらず腰〜右脚の痛みは強い。歩いていると右脚に手がいく。歩行チェックすると右脚が上がらずまっすぐ歩けていない。

８〜１１回目
痛みはだいぶマシになり、右脚に手が行く回数が減っている。
リハビリの先生に「歩き方がまっすぐになってきている」と言われる。

1２回目〜
２〜４週間に1回のペースで来院。
夜中のトイレで時々痛むが、夜間の痛みもほぼなくなっている。腰の重さも以前ほどキツくない。

院長より

痛みの強さと経過、日常の生活リズム（仕事など）を考慮して鍼灸施術と生活上の注意点をお伝えしました。当初の目標である「歩行の状態を維持する」が達成できてよかったです。