鍼灸 事例紹介


新型コロナ感染後から続く【味覚嗅覚障害】

70代 男性
腰と股関節の痛みの場所を示す図

来院までの経過

味や匂いがわからないので、食事が楽しめないし、食欲もわかなくなっている。

腰痛で当院に通院中、約一年前にコロナで入院した後から出た味覚、嗅覚障害の相談を受ける。

 

相談時の状態

咳や血痰も続いており、病院で漢方薬を中心に処方してもらっている。昔からの心臓の持病もある。

左肩〜背中、右のみぞおち周辺、右腰に特に硬さが目立つ。
便秘がちになり、食欲もない。退院後は普段はほとんど外出できておらず筋力体力ともに低下している状態。

 

1〜4回目

肺や呼吸器に関連するツボ、胃腸に関係するツボを中心に鍼灸施術を行う。左肩や背中、腹部の硬さを緩めることで症状の改善を目指していく。

来院時は息切れが強いが、帰り道は足が軽くなる、とのこと。

味覚嗅覚やその他の体調に大きな変化なし。

 

5回目〜

炊きたてのご飯、スダチなど柑橘系の匂いは、少し感じるようになった。

咳、血痰、腰の痛みやしんどさは続いている。

お腹が鳴るようになってきた。

 

8回目〜

匂いや味の感覚が徐々に戻ってきている感覚がある。

「約1年間感じなかった空腹感を感じる日が出てきた。腸の動きが感じられる」とのこと。排便の形がしっかりしてきた。

左肩の岩のようなコリが緩んできている。

 

16回目〜

完全に味覚嗅覚が戻っているわけではないが、食事を食べられるようになったし、美味しいものは美味しいと感じられるようになった。

咳や血痰も少しづつ減ってきている感じがする。

現座も定期的に施術を継続中。

 

 

院長より

長らく不調が続いておられましたが、現在は味覚嗅覚ともだいぶ回復されました。咳、血痰もマシになってきているとのことです。

「病院の漢方薬と先生の鍼灸のおかげ」とおっしゃって下さいました。

短期間では効果が感じられにくい症状と思われましたが、信じて根気よく継続された賜物だと思います。

 

お気軽にお問合せ・ご相談ください

受付時間:8:30~18:00 、 水曜・土曜は8:30~13:00
定休日:日曜日(祝日も営業)

パソコン|モバイル
ページトップに戻る